ベンノの豆知識

腸内細菌の分類について

うんちくん 「腸内細菌ってなに?」
うんちく爺さん「小腸・大腸に住む微生物のこと、一般に空気が無いほうがよく生育する(嫌気性微生物)じゃ」
微生物の大きさは通常1マイクロメートル前後
といわれている。1マイクロメートルとは1000分の
1ミリメートル・・・肉眼では見えない、難しい・・・
160cmの人がエベレスト山(約8800m)としたら、
菌の大きさは大豆(約1cm)くらいかのう・・・
うんちくん 「腸内細菌の種類はどれくらいあるの?」
うんちく爺さん 「現在わかっている菌の種類は1000種類以上、その他は未知、名もなく、役割もはっきりしない菌がおる。菌の役割では大きく3種類に分けることが出来るのじゃ!」
★善玉菌(全体の20%前後)
腸内で有用な働きをする菌、代表的な菌は乳酸菌やビフィズス菌、乳糖やブドウ糖を栄養として増殖、乳酸や酢酸をつくる。腸内細菌のバランスを調整して、腸の働きを促し、便秘や下痢を防ぐ。
★悪玉菌(全体の10%前後)
腸内で腐敗の働きをする。代表的な菌はクロストリジウム(ウェルシュ菌)。発がん物質や発がん促進物質、細菌毒素などの有害物質を作り出す。
★日和見(ひよりみ)菌(全体の70%前後)
良い菌、悪い菌どちらでもない、勢いの強いほうに味方する、代表的な菌は大腸菌、バクテロイデス、連鎖球菌など多数。
腸内細菌はどうやって調べるの
* 培養法による腸内細細方
「大便」を1gとり希釈(うすめる)→所定の寒天培地(菌の栄養源)に滴下→嫌気性培養(菌を育てる)→コロニー(菌の集落)形勢→顕微鏡でコロニー観察→菌の同定(菌の性質を調べる)
* 培養法を介さない腸内細菌の調べ方
「大便」から直接DNAを取り出す→「DNAシーケンサー」という装置を使って腸内細菌のDNA配列を解析→登録されているDNA配列と照合する。
腸内細菌の名前はどうやって決まるの
* 新しい細菌が発見されると、その菌の性質やDNA解析によって、命名提案されます。その際、新種とされる細菌の16SリボゾームDNA配列をDNAデータバンク(我が国ではDDBJ)に登録し、さらに菌株を公的な微生物保存機関(我が国ではJCM)に寄託することが必須です。これを行ってから、細菌分類の雑誌(IJSBM)に新種提案の英文論文を投稿・受理することが正式な提案方法です。
菌の命名は地名や著名な細菌学者の名前にちなんだものや、ラテン語名称がつけられます。
菌の名前の構造は人間の住所のように表現されています。
例えば、○○県→○市→○町→○番地・・・のようです。
菌でいうと 「門」→「科」→「属」→「種」→「株」・・・となります。
<実例>
「門」Bifidobacteriales(ビフィドバクテリアレス)
↓
「科」Bifidobacteriaceae(ビフィドバクテリアセアエ)
↓
「属」Bifidobacterium(ビフィドバクテリウム)
↓
「種」Bifidbacterium longum(ビフィドバクテリウム ロンガム)
↓
「株」BB536
もう少し菌の名前とその特徴についてお話しましょう・・・・・・・
うんちくん 「おなかケア・プロジェクトで皆さんに参加していただいた報告書の中に「菌群」とありましたがそれはどういうこと?」
うんちく爺さん 「菌群の名前に色々な名前があったが、これについては先生に聞いてみよう」
おなかケア・プロジェクトで報告した菌群とは培養を介さない手法(遺伝子解析)で解析し分類した菌群です。
<善玉菌の種類>
ビフィダム菌、ロングム菌、アドレセンテンス菌、ブレーベ菌、ラクテイス菌(まとめてビフィダス菌という) カゼイ菌、アシドフィルス菌、ガセリー菌、ラムノーザス菌、ラクテイス菌、サーモフィルス菌 (ブドウ糖をエサにして大量の乳酸を産生する、まとめて乳酸菌という)
☆☆☆
ビフィドバクテリウム・フェカリバクテリウム・ユーバクテリウムA・ユーバクテリウムA+B・ユーバクテリウムB・ユーバクテリウムC・ラクトバチルス・ラクノスピラ科・ルミノコッカス・アクチノマイセス・エガセラ・コリンセラ・スラキア・セレノモナス・ロイノコッカス・ラクノスピラ・デスルフォトマクラム・ブラウティア
<悪玉菌の種類>
病原性大腸菌、ウェルシュ菌、フラジリス菌など。
☆☆☆
クロストリジウム+・ベータプロテオバクテリア・クロストリジウム
<日和見菌の種類>
☆☆☆
非病原性大腸菌、クリストリジウムⅠ・クロストリジウムⅢ+XVⅢ・クリストリジウムXI・クロストリジウムXIVa・クロストリジウムXIVb・その他のクロストリジウム・ストレプトコッカス・ドレア・バクテロイデス・バクテロイデス門・パラバクテロイデス
※「アドレクルツア・クロストリジウム目・ゴードニーバクター・ファーミキューテス門・これらはまだ解明不足ですよ・・・・・・・・」
うんちく爺さん「小腸・大腸に住む微生物のこと、一般に空気が無いほうがよく生育する(嫌気性微生物)じゃ」
微生物の大きさは通常1マイクロメートル前後
といわれている。1マイクロメートルとは1000分の
1ミリメートル・・・肉眼では見えない、難しい・・・
160cmの人がエベレスト山(約8800m)としたら、
菌の大きさは大豆(約1cm)くらいかのう・・・
うんちくん 「腸内細菌の種類はどれくらいあるの?」
うんちく爺さん 「現在わかっている菌の種類は1000種類以上、その他は未知、名もなく、役割もはっきりしない菌がおる。菌の役割では大きく3種類に分けることが出来るのじゃ!」
★善玉菌(全体の20%前後)
腸内で有用な働きをする菌、代表的な菌は乳酸菌やビフィズス菌、乳糖やブドウ糖を栄養として増殖、乳酸や酢酸をつくる。腸内細菌のバランスを調整して、腸の働きを促し、便秘や下痢を防ぐ。
★悪玉菌(全体の10%前後)
腸内で腐敗の働きをする。代表的な菌はクロストリジウム(ウェルシュ菌)。発がん物質や発がん促進物質、細菌毒素などの有害物質を作り出す。
★日和見(ひよりみ)菌(全体の70%前後)
良い菌、悪い菌どちらでもない、勢いの強いほうに味方する、代表的な菌は大腸菌、バクテロイデス、連鎖球菌など多数。
腸内細菌はどうやって調べるの
* 培養法による腸内細細方
「大便」を1gとり希釈(うすめる)→所定の寒天培地(菌の栄養源)に滴下→嫌気性培養(菌を育てる)→コロニー(菌の集落)形勢→顕微鏡でコロニー観察→菌の同定(菌の性質を調べる)
* 培養法を介さない腸内細菌の調べ方
「大便」から直接DNAを取り出す→「DNAシーケンサー」という装置を使って腸内細菌のDNA配列を解析→登録されているDNA配列と照合する。
腸内細菌の名前はどうやって決まるの
* 新しい細菌が発見されると、その菌の性質やDNA解析によって、命名提案されます。その際、新種とされる細菌の16SリボゾームDNA配列をDNAデータバンク(我が国ではDDBJ)に登録し、さらに菌株を公的な微生物保存機関(我が国ではJCM)に寄託することが必須です。これを行ってから、細菌分類の雑誌(IJSBM)に新種提案の英文論文を投稿・受理することが正式な提案方法です。
菌の命名は地名や著名な細菌学者の名前にちなんだものや、ラテン語名称がつけられます。
菌の名前の構造は人間の住所のように表現されています。
例えば、○○県→○市→○町→○番地・・・のようです。
菌でいうと 「門」→「科」→「属」→「種」→「株」・・・となります。
<実例>
「門」Bifidobacteriales(ビフィドバクテリアレス)
↓
「科」Bifidobacteriaceae(ビフィドバクテリアセアエ)
↓
「属」Bifidobacterium(ビフィドバクテリウム)
↓
「種」Bifidbacterium longum(ビフィドバクテリウム ロンガム)
↓
「株」BB536
もう少し菌の名前とその特徴についてお話しましょう・・・・・・・
うんちくん 「おなかケア・プロジェクトで皆さんに参加していただいた報告書の中に「菌群」とありましたがそれはどういうこと?」
うんちく爺さん 「菌群の名前に色々な名前があったが、これについては先生に聞いてみよう」
おなかケア・プロジェクトで報告した菌群とは培養を介さない手法(遺伝子解析)で解析し分類した菌群です。
<善玉菌の種類>
ビフィダム菌、ロングム菌、アドレセンテンス菌、ブレーベ菌、ラクテイス菌(まとめてビフィダス菌という) カゼイ菌、アシドフィルス菌、ガセリー菌、ラムノーザス菌、ラクテイス菌、サーモフィルス菌 (ブドウ糖をエサにして大量の乳酸を産生する、まとめて乳酸菌という)
☆☆☆
ビフィドバクテリウム・フェカリバクテリウム・ユーバクテリウムA・ユーバクテリウムA+B・ユーバクテリウムB・ユーバクテリウムC・ラクトバチルス・ラクノスピラ科・ルミノコッカス・アクチノマイセス・エガセラ・コリンセラ・スラキア・セレノモナス・ロイノコッカス・ラクノスピラ・デスルフォトマクラム・ブラウティア
<悪玉菌の種類>
病原性大腸菌、ウェルシュ菌、フラジリス菌など。
☆☆☆
クロストリジウム+・ベータプロテオバクテリア・クロストリジウム
<日和見菌の種類>
☆☆☆
非病原性大腸菌、クリストリジウムⅠ・クロストリジウムⅢ+XVⅢ・クリストリジウムXI・クロストリジウムXIVa・クロストリジウムXIVb・その他のクロストリジウム・ストレプトコッカス・ドレア・バクテロイデス・バクテロイデス門・パラバクテロイデス
※「アドレクルツア・クロストリジウム目・ゴードニーバクター・ファーミキューテス門・これらはまだ解明不足ですよ・・・・・・・・」

善玉菌について
★善玉菌(全体の20%前後)
腸内で有用な働きをする菌、代表的な菌は乳酸菌やビフィズス菌、乳糖やブドウ糖を栄養として増殖、乳酸や酢酸をつくる。腸内細菌のバランスを調整して、腸の働きを促し、便秘や下痢を防ぐ。
腸内で有用な働きをする菌、代表的な菌は乳酸菌やビフィズス菌、乳糖やブドウ糖を栄養として増殖、乳酸や酢酸をつくる。腸内細菌のバランスを調整して、腸の働きを促し、便秘や下痢を防ぐ。
悪玉菌について
★悪玉菌(全体の10%前後)
腸内で腐敗の働きをする。代表的な菌はクロストリジウム(ウェルシュ菌)。発がん物質や発がん促進物質、細菌毒素などの有害物質を作り出す。
腸内で腐敗の働きをする。代表的な菌はクロストリジウム(ウェルシュ菌)。発がん物質や発がん促進物質、細菌毒素などの有害物質を作り出す。
日和見菌について
★日和見(ひよりみ)菌(全体の70%前後)
良い菌、悪い菌どちらでもない、勢いの強いほうに味方する、代表的な菌は大腸菌、バクテロイデス、連鎖球菌など多数。
良い菌、悪い菌どちらでもない、勢いの強いほうに味方する、代表的な菌は大腸菌、バクテロイデス、連鎖球菌など多数。